Profiles

吉田野乃子 Nonoko Yoshida

1987年生まれ。北海道岩見沢市出身。 10歳からサックスを始め、高校時代、小樽在住のサックス奏者、奥野義典に師事。2006年夏、単身ニューヨークに渡る。NY市立大学音楽科卒業。 ジョン・ゾーンとの出会いにより、前衛音楽の世界に惹かれる。マルチリードプレイヤー、ネッド・ローゼンバーグに師事。NYで結成した6人組のバンド" SSSS (Super Seaweed Sex Scandal)"で、2010年5月、ドイツ、メールス音楽祭に出演。2週間のヨーロッパツアーを行う。2009年からNYで活動している前衛ノイズジャズロックバンド"Pet Bottle Ningen (ペットボトル人間)"でジョン・ゾーン主宰のTzadikレーベルより2枚のアルバムをリリース。4度の日本ツアーを行う。2014年4月、ベーシスト、ロン・アンダーソンの前衛プログレバンド"PAK"のメンバーとして、ドラマー、吉田達也と日本ツアーを行う。2014年よりソロプロジェクトを始動。2015年6月には初のソロカナダツアーを行い、2015年10月には自己のレーベルからソロアルバム『Lotus』をリリース。2015年12月より帰国し、活動拠点を北海道に移す。2017年9月、アジアン・ミーティング・フェスティバルに参加。札幌在住のジャズピアニスト、富樫範子、フレットレスベーシスト、トタニハジメと結成した"トリオ深海ノ窓”で2017年11月アルバム『目ヲ閉ジテ 見ル映画』をリリース(同バンドは2017年をもって活動休止)。道内のミュージシャンと”Cubic Zero(立方体・零)”を結成。その他"岩見沢ノイズサミット"、”Rooftop Camels屋上駱駝”、”固犬”等のユニットでユニットで活動中。2019年1月から放送されたNHK大河ドラマ『いだてん』(音楽:大友良英)にて音楽収録に参加。全国のお茶の間にノイズサックスが流れる。三度の飯より柴犬が好き。

ライヴスケジュールまとめサイトhttp://www.bloc.jp/nonokoyoshida/


Bands

【Cubic Zero立方体・零】

吉田野乃子 Nonoko Yoshida (sax)

本山禎朗 Tomoaki Motoyama (keyboard)

佐々木伸彦 Nobuhiko Sasaki (guitar)

大久保太郎 Taro Okubo (bass)

渋谷徹 Toru Shibuya (drums)

ノイズサックスの吉田野乃子が札幌音楽シーンの第一線で活動する長身の4人のミュージシャンと2017年に結成したエレクトリックバンド。ハンドサインでゲームのように組み立てる即興演奏や、いくつもの異なるシーンから構成され、ものすごい情報量が一気に放出されるオリジナル曲、更にライヴ限定で吉田の師匠ジョン・ゾーンが、複雑過ぎて自分のバンドではもうやっていない変拍子の難曲などを演奏。何者にも負けない山の上の要塞のようなバンドを目指している。


【Rooftop Camels 屋上駱駝】

吉田野乃子 Nonoko Yoshida (sax)

本山禎朗 Tomoaki Motoyama (piano)

ノイズサックスの吉田野乃子と、ジャズピアニスト本山禎朗による、1987年生まれの同い年デュオ。吉田が渡米前に数ヶ月、北大ジャズ研に在籍していたことがあり、新入生バンドで偶然本山と同じバンドになった時からの付き合い(当時18歳)。現在5人組のエレクトリックジャズロックバンド“CubicZero立方体・零”で共に活動中だが、デュオライヴでは本山はキーボードではなくピアノを演奏する。本山は普段はあまりやらないフリージャズ、完全即興も演奏し、吉田は意外にも綺麗なメロディー、真面目なソロなどを披露する。それぞれのオリジナル曲など、次の展開が予想できたりできなかったりする変則デュオ。

【岩見沢ノイズサミット Iwamizawa Noise Summit】

富川健太 Tomikawa Kenta (bass, effector)

キムユウイ Kim Yooi (sax, electronics, percussion)

吉田野乃子 Yoshida Nonoko (percussion)

ノイズ、フリーインプロビゼーション、前衛音楽など、変わった音楽が好きな、岩見沢市にゆかりのあるミュージシャンによって結成されたグループ。これまでに“炭鉱”、“サウナ”、”ジンギスカン鍋”をテーマに、それぞれにふさわしい会場でライヴを開催。SLの汽笛や炭鉱坑内での採掘音、水の落ちる音や焚き火の音などを使い、聴き手の想像力を掻き立てるアンビエントな演奏や、ジンギスカン鍋を叩いて演奏する画期的なライヴは好評を博する。その地域密着ぶりと「ノイズを体感する」という斬新なテーマで注目を集めている。

【Total Knock Out Orchestra】

横山祐太 Yuta Yokoyama (trumpet)

菅原昇司 Shoji Sugawara (trombone, didgeridoo)

河合修吾 Shugo Kawai (trombone, tuba)

坪田佳之 Yoshiyuki Tsubota (tuba)

奥野義典 Yoshinori Okuno (soprano & alto sax)

吉田野乃子 Nonoko Yoshida (alto sax)

キム・ユウイ Kim Yooi (tenor sax)

武内宏峰 Hirotaka Takeuchi (baritone sax)

中島弘惠 Hiroe Nakajima (piano)

池田伊陽 Yoshiaki Ikeda (guitar)

立花泰彦 Yasuhiko Tachibana (bass)

小山彰太 Shota Koyama(drums) 

ベーシスト立花泰彦率いる北海道在住のミュージシャンによる大人数編成のジャズオーケストラ。2019年より札幌を中心に活動を始める。2020年、感染症の影響によりダメージを受けた北海道のジャズライヴハウスの支援のため、コンピレーションCDとDVDのセット”STOP ! TOTAL KNOCK OUT !"を製作。ジャズ批評の「ジャズオーディオ・ディスク大賞2020」で特別賞を受賞する。2021年4月には1stアルバム『Total Knock Out Orchestra』をリリース。

【Pet Bottle Ningen ペットボトル人間】

デイヴ・スキャンロン Dave Scanlon (guitar)

デイヴ・ミラーDave Miller (drums)

吉田野乃子 Nonoko Yoshida (sax)

チャック・ベティス Chuck Bettis (electronics, throat)

ニューヨーク前衛音楽シーンのコミュニティ内で知り合い、 不定期な完全即興のセッションを繰り返したのち、2009年秋、正式にバンドとして活動を開始。 ニューヨークや近郊地域にて、 アンダーグラウンドなライヴハウス、ロフト、 アートギャラリーなどで演奏活動を行う。 2010年8月、東京、横浜、香川、神戸、大阪、京都、名古屋、札幌を回る日本ツアーを行う。2012年1月、2度目の日本ツアーを決行。2012年7月、3度目の日本ツアーでは、ボイスパフォーマー巻上公一氏総合プロデュースの前衛音楽祭、『JAZZ ARTせんがわ』に出演。2011年6月、ジョン・ゾーン主宰の ツァディックレーベルからファーストアルバム『Pet Bottle Ningen』(TZ7802)、2013年にはセカンドアルバム『Non-Recyclable』(TZ7806) をリリース。フリーインプロビゼーション、ノイズ、ジャズ、ロック、図形楽譜などを織り交ぜた 独特で不快なサウンドを追求している。2014年にエレクトロニクスのチャック・ベティスが加入。2015年に吉田がニューヨークを離れた後も活動を継続。2019年にはニューヨーク、マサチューセッツにて結成10周年記念ライヴを行う。

【固犬 Katainu】

ヨシガキルイ Loui Yoshigaki (guitar) 

吉田野乃子 Nonoko Yoshida(sax)

北海道在住のサックス奏者、吉田野乃子と、大阪在住のギタリスト、ヨシガキルイによるデュオユニット。吉田は特殊奏法に加えてルーパーを、ヨシガキはエフェクターやプリペアド奏法を使用し、作曲部分と即興演奏を織り交ぜたオリジナル曲を中心に演奏を行う。ノイズかと思えば美しいメロディが現れ、リズムがあるのかと思えばバラバラと崩れ、クラシック、ジャズ、ブルース、ロック、映画音楽など、自身らが影響を受けてきた様々なジャンルの要素が見え隠れする、らしい。

ヨシガキルイ-ひょうたんレコーズ 公式HP
https://loui-yo.localinfo.jp/

※活動休止中※

[トリオ深海ノ窓 Trio Shinkai no Mado]

前衛ノイズサックス奏者の吉田野乃子、ビバップジャズピアニストの富樫範子、空間系エフェクターを駆使したフレットレスベーシストのトタニハジメ、普段は全く異なるフィールドで活動する3人によるユニット。映画のサウンドトラックのように様々な風景を想像させる叙情的なオリジナル曲を演奏する。現在活動休止中。


Artists

本山禎朗 Tomoaki Motoyama

piano / keyboard

1987年長野県生まれ、滋賀県出身。3歳頃からクラシックピアノを学び、高校入学と共に吹奏楽部に入部、バスクラリネットを吹く。大学入学と共にジャズ研究会に入部し、ジャズピアノを始め、2013年よりプロとしての活動を始める。2015,2016年サッポロシティジャズパークジャズライブコンテストに花田進太郎Electric Bandにてファイナリストに選出。

2016年8月 自己のトリオTwo Books Trio(本間洋佑(b)川合草平(ds))で初のリーダーアルバムPrefaceを発表。

2017年ニューヨークから岩見沢に拠点を移したsax奏者吉田野乃子率いるCubic Zeroにkeyで参加。翌年7月に発売された1st album"FLYING UMISHIDA"はMusic Magazine、Intoxicate等に取り上げられる。

2017年12月 ThankCUE FAN MEETING2017にてTEAM NACS等Office Cueのタレントのサポートを務める。

2020年7月 4年ぶりのリーダーアルバム、ピアノのみの完全即興"Incidentally""Incidentally2"

の二枚を発表。Music Magazine,Jazz批評,Jazz Life,Jazz Japanにレビュー掲載、その録音内容、技術共に高評価を受ける。Jazz JapanVol.122には見開き1ページのインタビュー記事も掲載。

2020年9月 ASKA(CHAGE and ASKA)のVRを駆使したMVの生配信企画、ASKA VR 2020に参加。配信当日はTwitterトレンドランキング3位に入るなど各方面で話題となる。

現在は東京と滋賀、札幌を行き来し、楠井五月(b)小松伸之(ds)等とのリーダートリオ、中澤一起(gt)秋田祐二(b)伊藤宏樹(ds)との道内メンバーでのリーダーカルテットを中心に、小山彰太(ds)とのインプロを交えたデュオから上記のCubic Zero、高野雅絵(vo)等ボーカルとのユニットやセッション、吉田つぶら(tap)とのPepper Moon、その他道外ミュージシャンとの共演や道内のPopsミュージシャンのサポートなどジャンルにとらわれず自己の音楽を追求している。

公式HP https://tmbasspiano.wixsite.com/home

 


塚原義弘 Yoshihiro Tsukahara

株式会社スタジオリッチョ代表。1960年生まれ、釧路市出身。作曲編曲、プロデュース、演奏活動。

<主な作品・共演者>

CM:サッポロドラックストア、道新ブンブン倶楽部、北ガス

GAME:マリオパーティー8(Wii)ディズニーマジックキャッスル(DS) 幻想水滸伝IV(任天堂)しんけん!!(DMM.GAMES)

映画:「Monkey love」(ロイストン・タン監督作品)音楽担当(2007年フラン スクレルモンフェラン国際映画祭ラボ部門グランプリ受賞)

共演者:ヘンリック・シュワルツ(DJ:独)、 ステファン・ドゥルアー (シル クドソレイユ:仏)

東海大学、札幌大谷大学:非常勤講師(サウンドデザイン、コンピュータミュー ジック)


山本謙 Ken Yamamoto 

voice / electronics / performance 

玉川大学芸術学部パフォーミングアーツ学科卒業。声楽を島村武雄氏、ボイスパフォーマンスを巻上公一氏、舞踏を田仲ハル氏より学びつつ、独自の総合的自由即興パフォーマンス、通称「ピキニッコ」を開発、表現活動を行う。2012年より5年間、NPO法人共働学舎(長野県)にて勤務し、ハンディキャップを持つ人達と自然の中で自給自足的生活を行う。2017年に北海道月形町に移住。吉田野乃子、高田将平等と共演。長野、月形、札幌で自己表現ワークショップを開催。


レーベルからの紹介文:

2017年、北海道即興シーンに突如現れ、「彼は一体誰なんだ」と周囲をざわつかせている謎多き男、山本謙。声楽、ヴォイスパフォーマンス、舞踏を学び、それらを独自の感性で放出する自由即興パフォーマー。不可思議な奇声と意味不明な言語、鋭い眼光と奇妙な動き、ステージ上でのその怪しげな姿はまさに“鬼才”と称されるにふさわしい。

公式HP https://hoino.session.jp/




ネイト・レナー Nate Renner

guitar

1985年、カナダ・サスカトゥーン市生まれ。 トロントのハンバー大学のジャズプログラムを卒業し、John Abercrombie、Don Thompson、Pat Labarberaに師事。Dave Douglasが率いたバンフセンターのJazz and Creative Music Workshopに2度出席する。 トロントやカナダ各地のミュージシャンとアンサンブルを組み演奏を重ねた。トロント大学の民族音楽学の博士号を取得。2019年秋より拠点を札幌に移し、自己のカルテットや他様々なバンドで活動中。

公式HP https://www.naterennermusic.com/home